未来視点の問題解決手法

どこがマズイの?なぜなぜ分析の注意点と3つのポイントでは、問題解決手法の1つ、なぜなぜ分析のポイントと注意点についてのお話しました。

なぜなぜ分析は問題を「なぜ?なぜ?」と繰り返し問いかけて原因を深堀りする方法ですが、なぜなぜ分析に加えて「それによってどうなるのか?」を繰り返し問いかけて深堀りすると、未来を見据えた高い視点での問題解決に役立ちます。

過去視点の「なぜなぜ分析」

なぜなぜ分析は、「なぜ?なぜ?」と問いかけることで、問題に対する「過去に起こった原因」を深堀りするアプローチです。

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未来視点の「どうなるか分析」

なぜなぜ分析に加えて、今日、ここで提案したいのは、未来視点で考える「どうなるか分析」。「どうなるか分析」は、「なぜ?なぜ?」と繰り返し問うなぜなぜ分析とは逆で、「それによってどうなるか?それによってどうなるか?」を繰り返し考えます。つまり、「その問題を放置しておくと、近い将来どうなるか?」を深堀りします

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過去「なぜ?」と未来「どうなるか?」の両方の視点で問題を立体的に考える

「なぜなぜ分析」と「どうなるか分析」を組み合わせると、問題を過去と未来の視点で考えることになります。過去の原因に加え、未来視点で考えることで、将来起こりうる最悪の事態を防ぐリスクヘッジにもなります。

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たとえば、パソコンの組み立てラインでねじが1本足りないトラブルについて考えてみます。

なぜなぜ分析をすることで問題の原因が「点検リストもれ」ということが分かりました。製品という視点でみるとそれほど大きな問題ではないかもしれません。

しかし、それが気づかれずに出荷されて顧客の手元に渡り、クレームとなってしまったら、会社の信用をなくすことにつながるかもしれません。

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このように、「なぜなぜ分析」に加えて「どうなるか分析」によって「その先の課題」を未来視点でも考えることによって、問題の影響範囲をより高い、広い視点で考えることにつながり、問題を早期に解決するための動機付けにつながるわけですね。

流れが速い今の時代、なぜなぜ分析のような過去の原因分析の視点に加え、未来の視点で考えることも大切ですね。

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著者

竹内義晴
竹内義晴NPO法人しごとのみらい理事長
1971年生まれ。新潟県妙高市出身。自動車会社勤務、プログラマーを経て、現在はNPO法人しごとのみらいを運営しながら、東京のIT企業サイボウズ株式会社でも働く複業家。「複業」「多拠点労働」「テレワーク」を実践している。専門は「コミュニケーション」と「チームワーク」。ITと人の心理に詳しいという異色の経歴を持つ。しごとのみらいでは「もっと『楽しく!』しごとをしよう」をテーマに、職場の人間関係やストレスを改善し、企業の生産性と労働者の幸福感を高めるための企業研修や講演、個人相談を行っている。サイボウズではチームワークあふれる会社を創るためのメソッド開発を行うほか、企業広報やブランディングに携わっている。趣味は仕事とドライブ。

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