
仕事を通じて地域と都市、個人をつなぎ、
持続可能な未来を創造する
「急速な人口減少」と、人生100年時代における「先の見えないキャリアの不安」
これらは、現代社会と多くのビジネスパーソンが直面している重要なテーマです。
地域企業が抱える人材不足と、働く一人ひとりが直面するキャリアの悩みを同時に解決し、
誰もが安心して働き、生きられる持続可能な社会を築きたい。
それが、私たち「しごとのみらい」が取り組む「地域の人事部」です。
地方企業の人材不足は「これからが本番」
現在の日本は、かつてないほどのペースで人口減少が進んでいます。
総務省統計局の人口推計(2024年(令和6年)10月1日現在)によれば、年間約90万人の人口が減少しています。これは和歌山県の人口とほぼ同じ規模であり、1年に1つの県の人口がいなくなるほどの勢いです。
また、リクルートワークス研究所の『未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる』によれば、いまのままでは、2040年には建築、土木、介護福祉、接客サービスをといった社会インフラを支える分野から、労働力が供給できなくなると予測されています。こうした人口減少は、特に地方企業における人材不足の問題を年々深刻なものにしています。
人材採用が難しくなる中で活躍が期待される「ミドルシニア」
地方の企業だけではありません。少子高齢化が進む中で、都市部の企業でも若手人材の採用が難しくなってきています。一方、ミドルシニア世代は労働力人口のボリュームゾーンです。近年、企業研修などで関わらせていただいた企業の中からも「ミドルシニア世代に活躍してほしい」という声が寄せられています。
しかし、これまでは、ミドルシニアに対してリーダーシップやマネジメントに関わる支援はあったものの、キャリアに関わる支援はほとんどありませんでした。
また、人生100年時代という新たな社会を迎える中、ミドルシニア本人も「いままでよりも20年長く生きる」現実を前に、「これからのキャリアをどのように描いていけば良いのか?」という不安を抱えています。
凸と凹を組み合わせて、課題を解決
しごとのみらいでは、「企業の人材不足」という“凹”の部分と、「労働人口の大きな割合を占めるミドルシニア世代」という“凸”の部分を組み合わせることで、双方の課題を解決する仕組みづくりに取り組んでいます。

解決のための「地域の人事部」取り組み
これらの課題を解決するためには、「地域の企業と地域外人材との接点づくり」や「少ない人材でも、効率よく仕事を進めること」などが大切なのではないかと考えています。
そこで、しごとのみらいでは経済産業省が推進している「地域の人事部」という枠組みを用い、課題解決に取り組んでいます。
経済産業省 経済産業政策局によれば、地域の人事部とは……
地域の企業群が一体となって、地域の自治体・金融機関・教育機関等の関係機関と連携し、将来の経営戦略実現を担う人材の確保(兼業・副業含む)や、地域内でのキャリアステップの構築等を行う総合的な取り組み「地域の人事部」を推進しています。(本取組における定義)
となっています。しごとのみらいは、経済産業省「地域の人事部」に届け出ている事業者です。それぞれの取り組みは、次のような企業・団体と連携し、協働しています。

2025年3月現在
代表的な取り組み
上記のうち代表的な取り組みについてご案内します。
DX人材の育成
地方の大学では、若手人材の減少と都市部への流出が大きな課題となっています。
そこで、若手人材にこれからの社会で必要なDXのスキルを、地域の中で学ぶ機会を提供するため、新潟産業大学、サイボウズ株式会社と連携し、プログラミングの知識がなくても業務に必要なアプリケーションが作成できる「kintone」のスキルを習得する講座を開講しています。
これにより、若手人材が地域の「DX推進の担い手」として成長しながら、地域のデジタル化を加速させていきます。
地域企業と都市部人材をつなぐ研修プログラム「ことこらぼ」
地域の事業者は人材不足や新たな取り組みの創造など、さまざまな課題を抱えています。
こうした地域企業の課題を解決し、さらに発展させていくために、都市部企業ではたらく人材と共に研修という形で解決する共創プログラム「ことこらぼ」を、日本能率協会マネジメントセンターと協働で実施しています。
地域で活躍する人材を育てる「ローカルプレイヤーズ」
「地域と関わりたい」「いままでの経験を活かしたい」「自分に何ができるか挑戦したい」といった個人の方を対象に、地域の中で実際に行われるプロジェクトに関わることで、地域に関わるマインドや、実践力を身に着けるスクール「ローカルプレイヤーズ」に関わっています。
地域への関心を高め、主体的に地域課題に取り組む人材を輩出することで、地域活性化に貢献しています。
新たな可能性が創造する未来
人口減少社会のこれからの企業や個人は、いままでの学校→会社→老後という働き方やマインドから、新たな「生き方・働き方のロールモデル」を創造する必要があります。
解決が困難なように見える課題も、いままで出会っていなかった人と出会い、一人ひとりが持つ能力や可能性を最大限発揮すれば、解決不可能な課題ではありません。
それはむしろ、新たな可能性であり、新たな未来の創造です。しごとのみらいはこれからも、その可能性を探求していきます。
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