コミュニケーションの苦手意識を減らす最も簡単な方法

あなたは、コミュニケーションが苦手ですか?

「もっと積極的になりなさい(発言しなさい)」「もっと大きな声で話なさい」などと上司から怒られた経験もあるかもしれません。このような経験があればあるほど、コミュニケーションが苦手だと思ってしまうのも仕方のないことなのかもしれません。

また、「もっとちゃんと話さなきゃ」と思うと緊張する。「気の利いた話で盛り上げたい」と思っても何から話したらいいのか分からない。「大きな声で話さなきゃ」と思って、第一声だけは大きくしてみるものの長続きしない。このような苦手意識もあるかもしれません。

実は、コミュニケーションの苦手意識は、視点を少しずらすだけで減らすことができます。なぜなら、コミュニケーション能力にはさまざまな要素があるからです。

そこで、今回はコミュニケーションの苦手意識を減らす方法についてお話しします。

コミュニケーションの苦手意識は「話さなきゃ」にある

多くの人にとっての、コミュニケーションの苦手意識は「話さなきゃ」にあります。

マイナビニュースの調査、72.4%の人がコミュニケーションに苦手意識 – 「言葉に詰まる」「緊張する」によれば、タイトルにもある通り、7割の人が「コミュニケーションが苦手」だと思っているそうです。その理由としては……

Q.自分にはコミュニケーション能力があると思いますか?

はい 27.6%
いいえ 72.4%

Q.その選択肢を選んだ理由を教えてください

コミュニケーションは「苦手」

■コミュ力ありません……
・「自分の気持ちを伝えるのが下手」(26歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「うまく伝わらないし相手の言い分も理解できないから」(24歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「喋るのが嫌いだから」(28歳女性/情報・IT/技術職)
・「できれば沈黙でいたい」(27歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「あったらもっと友達が多いと思うから」(32歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「コミュニケーション能力があれば、もっと出世していると思う」(52歳女性/情報・IT/事務系専門職)

出典:72.4%の人がコミュニケーションに苦手意識 – 「言葉に詰まる」「緊張する」|マイナビニュース

この記事を読むと分かるように、多くの人が「話すのが苦手」と思っているようです。

また、一般的に「コミュニケーション能力は大事だ」と言われているものの、「コミュニケーションとは具体的に何か?」と問われると、かなりざっくりと捉えているのではないでしょうか。アンケート結果にある「コミュニケーション能力があれば、もっと出世していると思う」のような意見が、その象徴のように感じます。

コミュニケーションの要素

コミュニケーションの要素は「話すこと」以外にも、たくさんあります。たとえば……

  • 観察する
  • ペースを合わせて信頼関係を築く
  • 話を聞く
  • 質問して話を深堀する
  • 話す、伝える

などがそうです。

コミュニケーションはよく、キャッチボールにたとえられます。「投げる人」と「受け取る人」がいて、はじめてキャッチボールができます。

会話のキャッチボールをするためには、「話す人」と「受け取る人」が必要です。もし、「話すこと」が苦手なら、「受け取る」側に回ってみるのはどうでしょうか。

筆者もコミュニケーションが苦手でした

実は、筆者もコミュニケーションが苦手でした。元々、コンピューターのプログラマーです。どちらかというと人見知りをするほうなので、気の利いた会話をしたり、盛り上げたりするのはそれほど得意ではありません。

気の利いた会話をするのは今も相変わらずですが、コミュニケーションが苦手だとは思わなくなりました。なぜなら、「話を聞く」のは得意になったからです。

コミュニケーション上手なビジネスパーソンは、みな、聞き上手

コミュニケーション上手なビジネスパーソンは、みな、聞き上手です。

たとえば、優れたコンサルタントや営業マンは、顧客の悩みを丁寧にヒアリングします。なぜなら、顧客が困っていることをヒアリングできなければ、いい提案ができないからです。また、優れたコーチやカウンセラーは、基本的に自分の意見を言いません。話を聞く専門家です。

コミュニケーション上手というと、気の利いたことがスラスラ言える、芸人さんのようなイメージかもしれませんが、聞き上手だって、立派なコミュニケーション上手なのです。

コミュニケーションの苦手意識を減らす方法

コミュニケーションの苦手意識を減らすためにもっとも簡単にはじめられるのは「観察」です。観察なら、無理に話すことはありませんし、相手の表情や声のトーンの変化を知る力は、コミュニケーションでとても役立ちます。たとえば、電車の中で人間ウォッチングをしてみると、「みんなスマホばかりいじっているな」「寝ている人が多いな」「あの二人はカップルなのかな」など、いろんな気付きがあり、面白いです。

「話を聞く」のもいい方法です。よく、「話し上手は聞き上手」と言いますが、どんなに話すことが上手でも、自分ばかり話してばかりでは、周りの人から信頼されません。

「話しすぎた」という言葉はあっても、「聞きすぎた」という言葉はないように、多くの人は話をしたいと思っています。もし、話を聞いてくれる人がいたら、「あの人は私のことを理解してくれる」「あの人は信頼できる」と思ってもらえます。これも、立派なコミュニケーション上手なのです。

まとめ

コミュニケーションに苦手意識を抱く理由と、減らす方法についてお話しました。いかがでしたか?

人にはそれぞれ、得手不得手があります。話すのが苦手ということは、聞き上手だということです。それならば、得意なことからはじめてみるのはいかがでしょうか。

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著者

竹内義晴
竹内義晴NPO法人しごとのみらい理事長
1971年生まれ。新潟県妙高市出身。自動車会社勤務、プログラマーを経て、現在はNPO法人しごとのみらいを運営しながら、東京のIT企業サイボウズ株式会社でも働く複業家。「複業」「多拠点労働」「テレワーク」を実践している。専門は「コミュニケーション」と「チームワーク」。ITと人の心理に詳しいという異色の経歴を持つ。しごとのみらいでは「もっと『楽しく!』しごとをしよう」をテーマに、職場の人間関係やストレスを改善し、企業の生産性と労働者の幸福感を高めるための企業研修や講演、個人相談を行っている。サイボウズではチームワークあふれる会社を創るためのメソッド開発を行うほか、企業広報やブランディングに携わっている。趣味は仕事とドライブ。

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