【インタビュー音声】社会福祉法人りとるらいふ 片桐公彦さん―『やりたいことを形にするための「建て増し式」実現法とは?』

タイトル

やりたいことを形にするための「建て増し式」実現法とは?

対談者のご紹介

katagirikimihiko片桐公彦〔かたぎりきみひこ〕

1975生まれ 新潟県出身。
2002年にボランティア団体「障害者の余暇活動を支援する会りとるらいふ」を設立し新潟県上越地域の障害のある方々の支援を開始する。2004年に「りとるらいふ」をNPO法人化。私的契約のタイムケアサービスを立ち上げ、その後、障害児の放課後支援事業、ヘルパー事業、放課後児童クラブの運営、放課後児童クラブ巡回相談事業、福祉有償運送事業、ヘルパー養成講座などの事業展開を行う。2010年「社会福祉法人りとるらいふ」を設立し理事長に就任。多機能型事業所「きら」、生活サポートセンター「ぷあん」などの機能を盛り込んだ複合型生活支援スペース「りとるの家」を開設する。

インタビュー音声のご紹介

「ボクこれ、あんまりしゃべったことないんですけど、会社員の人がドラッカーの本を読むのは、不健全な社会だと思うんですよ。一般の人もドラッカー的な思考を求められる社会は、非常に生きづらいと思います」―障害者支援という分野でセンスあふれる経営をされている片桐公彦さんは警鐘を鳴らした。

「大きなやビジョンや思いがないといけない……」

最近、このような風潮にあなたは生きづらさを感じている方が多いようです。あなたはいかがですか?

障害者支援というと、「弱者を救いたい!」「社会を変えたい!」というような大きなビジョンがあったのかと思いきや、片桐さんが最初にボランティア団体りとるらいふを設立したきっかけは、「目の前に困っている人がいるのに、それを支援するサービスがない」という不全感からでした。

ということは、「物事を始めるのは、崇高な思いがなければだめというわけではなく、『たった一人のこの人から』という思いからはじめていいということ。今の『大きな枠組みを決めて、詳細を決めなければならない』という風潮は疲れる」と、片桐さんは言います。

小さな思いから始まったボランティア団体は、建て増し式で事業が拡大。今では1億円を超える事業規模に成長しました。

  • 人のニーズに応えていくと、ダイレクトに結果が出る面白さとは?
  • なぜ、大きなビジョンを描きにくいのか―建築に見た、日本人が得意な思考パターン
  • 環境が合わなければ逃げてもいい。逃げる際のスキルとは?

もっとゆるく、1日の仕事を楽しみながら、やりたいことを1つ1つ、建て増して行きましょう

音声について

収録時間:1:28:57

Track1    障害者の「当たり前の生活」を支援する仕事
Track2    「普通」の概念が分からなくなっている社会―分かりにくい支援の必要性
Track3    人のニーズに応えていくと、ダイレクトに結果が出る面白さ
Track4    人を巻き込むために必要なこと
Track5    大きなビジョンを描かない―「たった一人」から始まる物語
Track6    西洋的なやり方の居心地の悪さ
Track7    ドラッカー流行が表す不健全な社会
Track8    スキルの身に付け方―組織と思考のスケールをあわせる
Track9    学んでしまったがために増えるストレス
Track10    好きなことをするために苦労する
Track11    逃げるスキル―「環境が合わない」と悩むあなたへ
Track12    起業が上手くいく法則
Track13    障害者の一貫した支援のために
Track14    竹内義晴の、今月のポイント

価格・お支払い

  • 1480円

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投稿者プロフィール

竹内義晴
竹内義晴NPO法人しごとのみらい理事長
1971年生まれ。新潟県妙高市出身。自動車会社勤務、プログラマーを経て、現在はNPO法人しごとのみらいを運営しながら、東京のIT企業サイボウズ株式会社でも働く複業家。「複業」「多拠点労働」「テレワーク」を実践している。専門は「コミュニケーション」と「チームワーク」。ITと人の心理に詳しいという異色の経歴を持つ。しごとのみらいでは「もっと『楽しく!』しごとをしよう」をテーマに、職場の人間関係やストレスを改善し、企業の生産性と労働者の幸福感を高めるための企業研修や講演、個人相談を行っている。サイボウズではチームワークあふれる会社を創るためのメソッド開発を行うほか、企業広報やブランディングに携わっている。趣味は仕事とドライブ。

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