トライアングルコミュニケーションモデルが有効なシーン

TCMは、ノートに描き出すと思考法やノート法になり、TCMの流れで周りの方と接することでコーチングやカウンセリングがシンプルに、体系的にできるよう設計されています。

あなたご自身の問題解決ツールとして、人材育成や職場の課題解決ツールとして、次のようなシーンでお使いいただけます。今まで気づかなかったご自身と、周りの方の「可能性」を引き出してください。

セルフコーチングツール、思考法、ノート法として

チャート化による効果

  • 絵を描きながら考えるので考えることが楽しくなる
  • 発散と収束の方向性を意識して考えることで、考えがまとまりやすくなる
  • チャート化することで、考えの浅い部分、深い部分が一目で分かる
  • ロジカルに考えているにも関わらず、さまざまな発見、ひらめきがある
  • 頭の中の全体イメージや構造、関連付け、論理性など、全体を俯瞰できる

発散思考による効果

  • 山の裾野を広げるように発散させることで、アイデアが自然と広がりやすい
  • 詳細を明確にしていくことで、イメージが具体的になる

収束思考による効果

  • 気づいていなかった「なぜ、それをするのか」(目的や意味、動機)が明確になり、腑に落ちる
  • 動機が明確になることでモチベーションが上がり、行動したくなる

セルフカウンセリングツールとして

チャート化による効果

  • 頭の中にあることを紙に書き出すだけですっきりできる
  • その他は、セルフコーチングを参考

発散思考による効果

  • 詳細にわたって書き出すことで、「何が課題なのか」を見出しやすくなる
  • その他は、セルフコーチングを参考

収束思考による効果

  • 「それによって何を失うのか」「何が、自分にそう思わせるのか」が分かり、考えの元になっている背景を焦点化できる
  • ネガティブな感情にもポジティブな意味があることが分かり、肩の荷を下ろせる

コーチングスキルとして

チャート化による効果

  • セッションの流れを記録しながら進めることで、流れが作りやすくなる
  • 問いがフレームワークになっているため、コーチングの経験が少なくても、簡単にコーチングができる(職場で使いやすい)
  • 「次に何を問いかけたらいいか」で悩まなくなる(セッションに集中できる)
  • セッションの途中で、クライアントの意見を振り返ることができる
  • キーワードを書き込むため、記録しやすい
  • セッションの内容がずれてきても、軌道修正しやすい
  • クライアントに見せることで、共通認識が図れる

発散思考による効果

  • クライアントの現状、望ましい姿を網羅的に聞き出すことができる

収束思考による効果

  • クライアントの信念、価値観を引き出しやすい
  • クライアントが大切にしている価値観に触れることで、動機づけできる

カウンセリングスキルとして

チャート化による効果

  • セッションの流れを記録しながら進めることで、流れが作りやすくなる
  • 問いがフレームワークになっているため、カウンセリングの経験が少なくても、安心してセッションができる(職場で使いやすい)
  • 「次に何を問いかけたらいいか」で悩まなくなる(セッションに集中できる)
  • セッションの途中で、クライアントの意見を振り返ることができる
  • キーワードを書き込むため、記録しやすい
  • セッションの内容がずれてきても、軌道修正しやすい
  • クライアントに見せることで、共通認識が図れる

発散思考による効果

  • クライアントの現状や課題を網羅的にヒアリングできる
  • 網羅的に聞き出すことで、クライアントは肩の荷を下ろしやすくなる

収束思考による効果

  • クライアントの本音が分かり、信念、価値観を引き出しやすい
  • クライアントが悩みを抱える背景を焦点化でき、問題解決が早くなる
  • 焦点化した背景をポジティブに言い換えると、クライアントをねぎらうことができる
  • カウンセリングからコーチングにリードしやすい

ファシリテーションスキルとして

チャート化による効果

  • 組織図などで普段から見慣れている形なので、周囲から受け入れられやすい
  • チャートを描きながらコミュニケーションを図ることによって「見える化」でき、共通認識を図りやすい
  • 会議の途中で、参加者の意見を振り返ることができる
  • キーワードを書き込むため、記録しやすい
  • 会議の内容がずれてきても、軌道修正しやすい

発散思考による効果

  • 参加者から具体的な意見を引き出しやすい
  • 共通の認識が取りやすくなる。お互いの意思疎通が確実になる。

収束思考による効果

  • 起きている課題の「真の目的」「真の原因」を引き出しやすい
  • ビジョンが明確になり、思いを共有できる

ビジネススキルとして

  • 顧客の要望をカウンセリングのように聞き出すことで、顧客が何に困っているのかをヒアリングでき、最善の提案ができるようになる
  • 詳細は「カウンセリングスキルとして」を参照

投稿者プロフィール

竹内義晴
竹内義晴NPO法人しごとのみらい理事長
1971年生まれ。新潟県妙高市出身。自動車会社勤務、プログラマーを経て、現在はNPO法人しごとのみらいを運営しながら、東京のIT企業サイボウズ株式会社でも働く複業家。「複業」「多拠点労働」「テレワーク」を実践している。専門は「コミュニケーション」と「チームワーク」。ITと人の心理に詳しいという異色の経歴を持つ。しごとのみらいでは「もっと『楽しく!』しごとをしよう」をテーマに、職場の人間関係やストレスを改善し、企業の生産性と労働者の幸福感を高めるための企業研修や講演、個人相談を行っている。サイボウズではチームワークあふれる会社を創るためのメソッド開発を行うほか、企業広報やブランディングに携わっている。趣味は仕事とドライブ。

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