ストレス解消に効果的!農業7つの効能

仕事をしていると、人間関係や納期、アイデアが出てこないなど、誰もが多かれ少なかれストレスを抱えるものです。しかし、ストレスを抱えたまま仕事をしていても新しいアイデアは浮かんできませんし、それが溜まるとメンタル的な落ち込みにもつながりかねません。

このような場合は、心やからだを整える必要があります。

心やからだを整えるために意外といいのが「植物を育てる」こと。実際、筆者も植物を育てているのですが、気分を変えたり、頭を整理したりする際に大活躍しています。

植物を育てるといっても、ガーデニングや畑など、それほど本格的にはじめる必要はありません。プランターで花や野菜を育てることなら気軽にはじめられます。

そこで、「植物を育てる」にどのような効果があるのか、7つの効果を挙げてみました。

心とからだを整える「植物を育てる」7つの効能

1:成長する楽しみがある

花や野菜は毎日少しずつ成長します。「この前より大きくなった」「花が咲いた」など、植物が成長していく様子を見ていると、それだけでうれしい気持ちになります。

2:見て美しく、食べておいしい

花の美しさは心を癒してくれます。大きくなった野菜を食べればからだを満たしてくれます。自分で育てた野菜を食べるうれしさは格別です。

3:手入れすると気分転換になる

花や野菜を育てていると、鉢やプランターに雑草が生えてきます。それらを抜いてきれいなった様子を見ると気持ちがよく、気分転換になります。

4:達成感がある

畑のような、ある程度の敷地で育てると、雑草の生え方もかなりのボリュームになります。「よし、今日はこの雑草をきれいにしよう!」と決めて草をむしると、体を動かす気持ちがあるほか、きれいになったさまを見ると達成感ややりきった感を味わえます。

5:無になれ、頭がスッキリする

手入れする際、何もかんがえずに黙々と作業すると、頭の中が空っぽになります。この「空っぽ感」が頭をスッキリとさせてくれます。

6:自分を振り返ったり、仕事や人生で大切なことに気づいたりできる

植物には「種をまく」「芽が出る」「水をやる」「肥料を与える」「花が咲く」「実がなる」「収穫する」「枯れる」など成長サイクルがありますが、これは人生のサイクルと同じです。植物に自分を当てはめて、「種をまかないと芽が出ないよな」「このままの状態だと枯れる一方だよな」などのように、仕事や人生で大切なことに気づかせてくれます。

7:好奇心が沸く

花や野菜は変化します。毎日五感を使って意識的に観察すると、大きさや香り、手触りなどの変化が感じられます。今まで気づかなかった些細な変化を感じ取れるとうれしく、物事に対する好奇心が沸いてきます。

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ビジネスパーソンは常に忙しく、たくさんの情報に触れています。頭の中では物事を考えていることが多いでしょう。そのような状態が続いていると、心やからだにストレスを感じていても、つい、意識の力でどうにかしようとしてしまいがちです。

忙しいビジネスパーソンだからこそ、心とからだは常に整えておきたいもの。少しでも「ストレスを感じているな」と思ったら、ぜひ植物を育ててみてください。そうすれば、心とからだをリフレッシュでき、仕事への鋭気が自然と沸いてくるでしょう。

投稿者プロフィール

竹内義晴
竹内義晴NPO法人しごとのみらい理事長
1971年生まれ。新潟県妙高市出身。自動車会社勤務、プログラマーを経て、現在はNPO法人しごとのみらいを運営しながら、東京のIT企業サイボウズ株式会社でも働く複業家。「複業」「多拠点労働」「テレワーク」を実践している。専門は「コミュニケーション」と「チームワーク」。ITと人の心理に詳しいという異色の経歴を持つ。しごとのみらいでは「もっと『楽しく!』しごとをしよう」をテーマに、職場の人間関係やストレスを改善し、企業の生産性と労働者の幸福感を高めるための企業研修や講演、個人相談を行っている。サイボウズではチームワークあふれる会社を創るためのメソッド開発を行うほか、企業広報やブランディングに携わっている。趣味は仕事とドライブ。

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