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どうする?職場の「苦手な人」との付き合い方

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職場には、「怒りっぽい人」「威圧的な人」「表面的な人」「本心が分からない人」「批判的な人」など、いろんなタイプの人がいます。

それぞれのタイプとうまく付き合えればいいですが、苦手なタイプの人もいるでしょう。

また、「威圧的な上司の振る舞いに委縮してしまう」「ウジウジしている部下にイライラする」など、実害を受けていたり、嫌な気分になったりすることもあるかもしれません。職場は、一日の中で多くの時間を過ごす場所。それでは、気持ちよく働けませんよね。また、周りの人の影響をつけ続けるのは、メンタル的にもあまりよくありません。

そこで、職場で過ごしやすく、働きやすくするための「苦手な人との付き合い方」について見ていきましょう。

苦手な人と「上手く接しよう」とするのはハードルが高い

苦手な人が職場に居る場合、一般的には「上手く接する方法はないか」と考える人も多いと思います。「積極的に挨拶をすれば、相手も心を開いてくれる」「相手と仲良くなりたければ、こちらから勇気をもって話しかける」などは、子ども時代からよく言われてきたので、そう考えてしまうのも不思議ではありません。

もちろん、苦手な人と上手く接することができればそれにこしたことはありません。

けれども、苦手な人を好きになるのは難しいように、苦手な人と上手く接するのはなかなかハードルが高いのが実際です。顔を見ただけで嫌な気分になる人とは挨拶もできないし、威圧的な人に声をかけるのは緊張もします。また、苦手な人にうまく振る舞えない自分に、「オレ(ワタシ)って、ダメだなぁ」と、自信を無くしてしまうこともあるでしょう。

では、職場の「苦手な人」には、どのように関わっていけばいいのでしょうか。

職場の苦手な人に対する2つの対処

苦手な人への対処は、大きく分けると2つの方法があります。

対外的な対処

1つ目の方法が、対外的な対処です。「対外的な対処」とは、「対相手」という意味で、苦手な人との付き合い方の工夫です。

内面的な対処

2つ目の方法が、内面的な対処です。「内面的な対処」とは、自分の考え方や捉え方を変化させていくことによって、気持ちを整える、変化させていく工夫です。

苦手な人への対外的な4つの対処

対外的な対処には、次のような方法があります。

適度な距離を保つ

子ども時代、「みんなと仲良くしましょう」と言われたように、「苦手な人でも仲良くしなければならない」「良好な関係を築かなければならない」と、努力しようとしている人も多いのではないでしょうか。

けれども、苦手な人と良好な関係を築くのは、多くのエネルギーを必要とします。適度な距離を保つことで自身の気持ちが整うなら、苦手な人から離れる、避けることも悪いことではありません。

とはいえ、職場では一日中顔を合わせていることも多く、業務報告をはじめとして、苦手な人から関係を求められることもあり、適度な距離を保てないこともあるでしょう。その場合は、以降の方法を試してみてください。

相手のパターンを観察してみる

相手を観察し、パターンを知ることで、苦手な人への見え方が変わってくる場合があります。

例えば、上司が「なんでお前はいつもそうなんだ!」と大きな声で叱責するタイプの場合、苦手意識を持つことが多いと思います。

そこで、その上司が「どんなときに大きな声を出すのか」を観察してみます。他の人にも似たような態度をとっていれば、「あぁ、自分だけじゃないんだ。あの人はあのようなタイプなんだ。それなら、気にしなくてもいいかな」のように考えることができ、気持ち的に楽になる場合があります。

あの人の「何がそうさせるのか」を考えてみる

苦手な人の行動に対して、「あの人の何が、そのような態度をとらせるのか」を考えてみるのもいい方法です。

例えば、同僚に、いつもネチネチ批判してくるタイプの人がいた場合、「あの人の何が、そのような行動をとらせるのだろう?」と考えてみます。もし、「あの人も、何かストレスを抱えているのかもしれない」「いつも批判的なのは、批判的な親に育てられたからかもしれない」のような答えが見いだせれば、「きっと、あの人にもいろいろあるのだろう。まぁ、仕方ないな」と思えるかもしれません。

また、威圧的な上司なら、「〇〇さんも、上からいろいろと言われているのかもしれないな」「ひょっとしたら、私に期待しているから起こるのかもしれない」のような答えが見いだせれば、「そうか、〇〇さんも大変なんだな」と思えるかもしれません。

「あなたもOK、私もOK」という視点に立つ

苦手な人の中には、意見が合わない人もいます。もし、意見が合わない人とは、「あなたもOK、私もOK」という視点に立つと、気持ち的に楽になれます。

「あなたもOK、私もOK」とは、「あなたの考え方は〇〇なのですね。私の考え方は□□なのです」のように、意見や考え方によい/悪いの判断をせずに、「どちらもOK」とする考え方です。

このように、「あなたもOK、私もOK」という意識を持つと、意見の異なる人からいろいろと言われたときに、「なるほど。あなたはそういう考え方なのですね(私は、違う考え方ですが……)」のように、話を受け流しやすくなります。

苦手な人への内面的な3つの対処

次に、内面的な対処方法です。

「何が、自分にこう思わせるのか」を考えてみる

人は、相手が目の前にいないのに、相手のことを想像して嫌な気分になることがあります。この場合、相手が自分に対して何かしているわけではないので、自分の中で解決する必要があります。

また、同じ人の振る舞いを見ても、「好みのタイプ」と思う人もいれば、「苦手なタイプ」と思う人もいるように、物事の捉え方は「自分次第」とも言えます。

そこで、苦手な人がいたら、「何が、自分に、あの人のことを苦手だと思わせるのか?」のように、自分が「苦手だ」と判断している理由について考えてみましょう。

「自分にとって大切なことは何か」を考えてみる

苦手な人がいるということは、「理想的なタイプ」もいるはずです。これを機会に、「どんな人が理想のタイプか」を考えてみると、意識が前向きになります。

また、タイプだけではなく、「自分にとって大切なことは何か」を考えてみるのもいい方法です。

例えば、威圧的な上司が苦手なら、「大切なのは、威圧的に接することではなく、お互いがいい関係でいられる付き合い方をしていくことだよな」のように、「自分が大切にしていること」「大切にしたいこと」を考えてみると、自分が大切にしている価値観を発見できます。

肯定的な解釈をつけてみる

同じ体験をしても、「これも成長の機会だ」と捉える人もいれば、「もう、あの人とは絶対に関わりたくない」と捉える人もいます。つまり、解釈の仕方によって、その体験は肯定的にも否定的にもなります。出来事は変えられませんが、解釈なら変えることができる。だからこそ、どんなネガティブな出来事にも、可能性が見えてくるのです。

そこで、苦手な人がいたら、「この体験が、どんなことに役立つだろう?」「もし、この状況を肯定的な意味をつけるとしたら、どんな解釈ができるだろう?」のように、解釈を変えるチャレンジをしてみましょう。

例えば、嫌味っぽい同僚にイライラしているなら、「自分は、いい言葉を使いたいな。それを学ぶ機会なんだな」「あの人が嫌味を言えるのは、私と言う存在がいるからこそだな」「神様は乗り越えられる壁しか作らない。ってことは、それだけ私は大きな人間ということだな」のように肯定的な意味をつけることで、気持ちが変わってくるかもしれません。

「どのように自分を整えていくか」が大切

職場における「苦手な人との付き合い方」について見てきました。

職場には、いろんなタイプの人がいるので、中には苦手な人がいるのも当然です。苦手な人は、できれば関わりたくないし、職場からいなくなってくれればいいですが、そうもいかないのが実際のところでしょう。

また、苦手な人を好きになるのは難しい事実もあります。

苦手な人に振り回されるのではなく、「その環境の中で、どのように自分を整えていくか」ということに意識を向けることが大切ではないかと思います。

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