研修テーマ
問題解決力を鍛えるチャート式ロジカルシンキング
ねらい
ビジネスシーンで起こる諸問題について、現状を具体的に洗い出し、「真の課題」を見出すことによって、解決策を導き出すための論理的思考法(ロジカルシンキング)を身に着ける。
研修内容
「論理的(ロジカル)」とは一般的に、「筋道が通っていて、矛盾がないこと」。そのため、もれなく、ムラなく、ダブりなく考え、現状を具体的にすることが大切とされる。問題を解決するためには、さらに「そもそもなぜ、そうなっているのか」という真の課題や、それが起こる続けることによって生じるリスクを見据えたうえで、解決策を見出す必要がある。
この研修では、MECEやロジックツリーといった基本的な論理的思考について学ぶ。また、現状を明確にするための具体的思考や、真の課題を見出すための抽象的思考について学ぶ。思考ツールはロジカルシンキングを視覚的に、感覚的にし、思考を柔軟にするチャート式思考法「トライアングルコミュニケーションモデル」を用いる。
研修概略
- 論理的思考(ロジカルシンキング)とは?
- 一般的な論理的思考ツール
- 立体思考とは?―「具体的思考」と「抽象的思考」
- チャート式思考法―トライアングルコミュニケーションモデル
研修カリキュラム
時間 | 主な内容 |
9:00 ~ 9:30 | アイスブレイク、講座説明 |
9:30 ~ 10:00 | 論理的思考(ロジカルシンキング)とは?
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10:00 ~ 11:00 | 一般的な論理的思考ツール
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11:00 ~ 12:00 | 立体思考とは?―「具体的思考」と「抽象的思考」
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12:00 ~ 13:00 | 昼食 |
13:00 ~ 15:00 | チャート式思考法―トライアングルコミュニケーションモデル
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15:00 ~ 16:00 | チャート式思考法―トライアングルコミュニケーションモデル
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16:00 ~ 16:45 | チャート式思考法―トライアングルコミュニケーションモデル
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16:45 ~ 17:00 | 1日の振り返り |
講師より一言
しごとのみらいの竹内義晴です。
「考えるのは難しい」「新しいアイデアを出すのは大変」……そんな考え方が一般的かもしれません。けれども、私は思います。「考えるのは楽しいよ」と。「新しいアイデアに気づくと楽しいよ」と。
「考えるのが難しい」と感じるのは、「考え方を知らない」からなのかもしれません。
ロジカルシンキングは、ある一つの事柄から、それを分解したり、まとめたりしながら、「こうなったら、こうなるよね」と、論理的に考えを組み立てていく方法です。何もない、ゼロから新しいひらめきを生み出すのとは違い、体系的に考えることができるので、「考える」が容易です。
また、体系的に考えることによって、次第に思考が広がり、全体像が見えてくるので、「あ~、なるほど、今まで気が付かなかったけれど、大切なのはこれだよね」という、「気付く楽しみ」が生まれます。
しごとのみらいでは、その手法として、トライアングルコミュニケーションモデルという、チャートを書きながら考える思考モデルを使っています。
以前とは異なり、何が正しい答えなのかが見出しにくい時代です。こういう時代だからこそ、自分の頭で考え、答えを見出す「楽しさ」を、多くの人に身に着けてほしいなと思っています。