今、実現したいこと―農業(自然)×ストレス改善研修センター設立

しごとのみらいは、「楽しく働く人を増やす」をテーマに活動しているNPO法人です。仕事は毎日の営み。仕事が楽しければ人生も楽しいはず。前向きで、充実した気持ちで働く人、チーム、会社が増えれば、社会で起こっているさまざまな課題を仕事を通じて解決でき、持続可能な社会が築けるはずです。

一方、多くの労働者はストレスを抱えています。近年ではメンタルヘルスが社会問題になっており、長時間労働の是正など、働き方改革が叫ばれています。

そこで、しごとのみらいでは、 ストレスやメンタルヘルスの課題を根本原因から「楽しく」解決したいと考えています。これまでの医療中心の考え方から、より、人間本意に沿った、自然な形の課題を解決するプログラムです。

人間関係やチームワークがよい職場が実現できれば、そもそもストレスの問題は根本から解決するはず。そして、一人ひとりが前向きに、楽しく働くことができれば、仕事の、ビジネスの成果にもつながっていくはずです。

さらに、地域活性化にもつなげられれば……と考えています。

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このプログラムの可能性は、まだ、未知数です。そこで、事業プランをさらに練り上げていきたいと考えています。アイデア出しから事業を動かすところまで、腕をまくり、膝を突き合わせながら一緒に取り組む仲間(プロボノ:自らの専門知識や技能を生かして社会貢献活動をしたい方)を若干名募集します。社会の問題を解決しながら、楽しく「0を1にしていく活動」に加わってみませんか?。

研修センター設立の目的

労働者のストレス対策の現状

現在、多くの人が、お金のため、生活のために「自分を犠牲にして」働いています。仕事に「楽しさ」を感じている人は少ないのが現状です。実際、あなたも職場の上司や同僚、部下との人間関係で悩んだことはありませんか?ひょっとしたら、過度な残業や負担など、仕事の量的、質的なストレスを抱えたことがあるかもしれません。

また、現代はストレス社会と言われています。うつ、またはその可能性がある人は8人に1人(出典:うつ病・うつ状態の可能性があるのは、約8人に1人 | ITmediaビジネスオンライン)とも言われ、過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1ヶ月以上休業または退職した労働者がいる事業所の割合は10.0%(出典:平成25年度 労働安全衛生調査(実態調査))となっており、社会問題になっています。労働者が抱えるメンタル的な課題を未然に対処するため、2015年12月、厚生労働省は50人以上の事業者を対象としてストレスチェックを義務化しました。

一方、ストレスチェックには、「精度」や「産業医等による意見提出と就業上の配慮がスムーズにいかない恐れ」などの問題点も指摘されています(出典:改正前にポイントチェック!――法的義務となる「ストレスチェック制度」への対応 第3回 ストレスチェック制度を実行するにはどのような課題があるか?|労務時報の人事ポータルジンジュール)。また、うつの治療には「診断や治療の問題点」「副作用・薬物相互作用の問題点」(出典:新潟大学医歯学総合病院ホームページ)なども指摘されています。

もちろん、ストレスチェックや医療的な対応が効果的なシーンも多いでしょう。しかし、ストレスを抱える根本原因が解決しなければ、一時的に回復して職場に戻っても、「負の無限ループ」になってしまう恐れがあります。

解決すべきは「ストレスの根本原因」

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ストレスの原因が職場の人間関係や過度なストレスにあるのなら、それらを解決するべきなのではないかと、しごとのみらいでは考えます。

もし、職場環境や人間関係が良くなれば、ストレス自体を抱かずに済みます。仮に仕事の負荷が高くても、気軽に話せる環境があれば、分かってくれる人が一人でもいれば、こころの負荷は軽減できます。また、仕事をしていれば誰もが多少のストレスを抱くものです。もし、労働者のストレス耐性が上がれば、働くチカラ、生きるチカラにつながります。その結果、メンタルヘルスの課題を根本から解決することができるはずです。

安心・安全な環境で楽しく働ける人が増えれば、自然とやる気が出てきます。混沌としている会社や社会の問題を前向きに捉え、新しいアイデアを自ら考え、解決していく力も沸いてくるでしょう。

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研修センターの全体的なイメージ

研修センターはこれらの問題を、豊かな自然の力を生かして「楽しく解決したい」と考えました。せっかくなら、地域も活性化できたらいいなと思っています。このような輪が、全国に広がれば最高です。

研修プログラム

研修センターでは、大きく分けて2つのプログラムが開催されています。

コミュニケーションスキルトレーニング

DSC_0336職場の人間関係を改善するためには、「信頼関係構築力」「観察力」「傾聴力」「質問力」「肯定的に伝える力」など、コミュニケーション能力が必要です。

そこで、心理学に基づいたコミュニケーショントレーニングを行っています。

その他、企業のみなさんのご要望によって講演・研修にあるようなコンテンツも提供できます。

農業体験や自然体験によるストレス耐性の強化

nbc5仕事にはある程度のストレスがつきものです。これを改善するためには、ストレス耐性を上げる必要があります。

農業体験は、無心になって体を動かすことによるストレス軽減、作業をやりとげることによる自己肯定感の育成、植物の生長と自身を重ね合わせて得る気づきなど、自然から離れた現代人が忘れかけているストレス耐性や働くチカラ、生きるチカラを育む効果があります。

宿泊型の研修による社員間コミュニケーション

研修センターのプログラムは宿泊型の研修です。近年希薄化している社員間コミュニケーションにも役立ちます。

産労総合研究所が行った2014年 社内イベント・社員旅行等に関する調査によれば、余暇・レク行事を行っている企業における社員旅行の実施率の推移をみると、1990年代には8割近い時期もあったものの、2004年調査では4割弱にまで減少し、前回調査と今回調査では、約5割の実施率となっているそうです。

そこで、研修プログラムに加えて、夜は懇親会ができる仕組みを考えています。

将来加えたいプログラム―はたらきながら回復していくプログラム

また、将来的には、メンタル的な課題を抱えているビジネスパーソンを住み込みで受け入れ、「はたらきながら回復していくプログラム」を提供したいと考えています。

センターの周囲には農場があり、施設のレストランで提供する野菜等を栽培します。自然の中で野菜を育てることで暖かい土とふれ、失いかけていた自分自身を取り戻しながら、研修でいらっしゃったお客様の「ありがとう」という言葉に、職場では満たされなかった「働くことの意義」を思い出します。また、一緒に働く仲間と、これまでの働き方や自分にとって本当に大切なことを振り返るワークショップが定期的に開催されています。1~2か月で卒業。エネルギーを蓄えて職場に戻っていただくプログラムです。

労働者のストレスやメンタルヘルスの課題を解決する新しい形として、ビジネス界に提案できたら……と考えています。

研修センターのステークホルダーと地域貢献

研修センターは、地域のステークホルダーと一緒に、地域貢献の1つの形になれば……と考えています。

ステークホルダー

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地域の農業や自然体験を得意とする団体、行政機関、宿泊施設などと協力し合いながら、事業を進めたいと考えています。

地域貢献

この事業では、温泉、食、文化など、地域やステークホルダーが持つリソースを活用させていただくことによって、地域に新しい層の交流人口を増やし、地域活性化、地方創生の一助になればと考えています。

研修センター実現のためのステップ

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ステップ1:プログラムを作り、協働で事業を行う

最初のステップは、プログラムを作り、協働で事業を行うことです。

スキルトレーニングのコンテンツ、農業体験施設とのネットワーク、宿泊施設(最初はしごとのみらいの拠点がある新潟県妙高市からと考えています)はすでにあるので、これらを組み合わせれば箱ものがなくてもできそうです。

ステップ2:物理的なセンターを作る

次のステップは、物理的なサンタ―を作ることです。

「はたらきながら回復していくプログラム」を実現するためには、宿泊施設やレストラン、農場などを備えた施設が必要です。センターを作ったのちに、ステップ1のコンテンツを研修センター内で動かす形です。

そのイメージは、「共同保養所」「共同セミナーハウス」です。かつて、大手企業は、リゾートに「保養所」を所有していました。けれども、近年の不景気によって保養所を所有する企業は減っているそうです。一社で賄うのは難しくかもしれませんが、数社共同で出資し、運営すれば負担も減ります。使われなくなった既存の保養所を活用するのもいいかもしれません。

現在の進捗状況

現在の課題

このような研修センターを作りたいのですが、現在、次のような課題があります。

  • 地方に拠点があるための課題
    • 首都圏視点でのニーズ把握、商品開発、事業実現性の評価が難しい
    • 対象顧客を首都圏の企業としているが、顧客とつながるための仕組みやネットワークがない
    • 首都圏のメディアとのつながりがなく、顧客に対する広報やPRの対応が難しい
  • 人や資金的なリソースが少なく、事業の実現、および、軌道にのったときのリソースに課題がある
  • 行政機関をはじめ、他団体と協働した経験が少ない。プログラムの設計やステークホルダーとの連携、業務の割り振り等のマネジメントに不安がある

これらの課題を解決し、この事業を一緒に形にするための支援を募っています。

  • 地方視点では見えにくい商品開発におけるニーズ把握や実現性評価、マーケティングなど、客観的なご意見
  • 企業や団体など、首都圏とのネットワーク構築のご支援
  • 首都圏のメディア対応、プレスリリース、PR等のご支援をいただけるとありがたい
  • 行政機関との協働における関係構築や留意すべき点等、具体的なアドバイス

プロボノ募集について

研修センターの構想は、まだはじまったばかりです。

これらの問題を解決し、より「ベストな形」で事業を実現するために、プロボノを(まずは、若干名)募集しています。

プロボノ(Pro bono)とは……

プロボノはボランティア活動の一形態だが、社会人が仕事を続けながら、またその仕事を通して培ったスキルやノウハウを提供するということから、参加のハードルが低く、継続しやすいというメリットがある。また、支援する側もプロボノ活動を通して幅広い社会参加の機会を得られ、同時に自身のスキルアップも図れるという点から、世界中で社員にプロボノ参加を促す企業が増えている。

出典:プロボノ | コトバンク

しごとのみらいでは、プロボノの位置づけを「ボランティア」というよりも、「この事業をゼロから立ち上げる仲間」だと位置づけています。もし、「一緒に事業を立ち上げてみたい」「自分の専門分野を社会活動に生かしたい」「同じ志を持った人たちと関わってみたい」と思われましたら、文末の問い合わせフォームからお問い合わせください。

次のような方をイメージしています。

  • 事業の企画や構築に携わった経験のある方
  • 広報、PR、マーケティングに詳しい方
  • 商工団体にネットワークをお持ちの方
  • 行政関係の方
  • 企業のCSR活動に関わっている方
  • 産学官連携などの知見をお持ちの方
  • メンタルヘルスの専門家の方、医療関係者
  • 団体旅行や社員旅行のお仕事をされている方
  • ホテル、宿泊施設を経営されている方
  • そして、なにより、このページに書かれている想いに共感させる方。熱い想いを持っている方

なお、プロボノはしごとのみらいの会員になっていただく必要があります。

この事業にかける想い

takeuchi2しごとのみらいの竹内義晴です。

私は、自動車整備士だった父親の影響で、幼いころから機械に興味を持ち、自動車メーカーに就職。10年間働いたのち、新潟に帰郷。IT業界に転身してSE(システムエンジニア)になりました。ものづくりの仕事が好きで、これまでエンジニア畑を歩んできました。

30代前半、「生涯エンジニアの仕事がしたい」と転職しました。けれども、威圧的な管理職のマネジメントや長時間労働により、メンタル的な落ち込み、十二指腸潰瘍を発症しました。心身共に追い込まれ、充実していた仕事に楽しさを感じられなくなってしまいました。そんな中、管理職を任されます。自分がされたように振る舞えば、部下も追い込んでしまう恐れがあり、悩みました。

多くの本に解決策を求めた結果、優れたリーダーはコミュニケーションを重視していることに気付き、コーチングや心理学の講座を自費で受講しました。職場で実践したところ、うつっぽかった部下が前向きになったり、おとなしかった部下が積極的になったりと変化が表れたほか、部下に前向きな言葉を掛けていくうちに、自身の思考も前向きなり、心の状態も回復していきました。

人を育てる仕事に楽しみとやりがいを感じるようになり、エンジニアからの転身を決意。2007年、労働者のコーチングやカウンセリング、企業研修を開始。2010年、NPO法人しごとのみらいを設立しました。

仕事柄、ストレスや悩みを抱えている人の話を聞く機会も少なくありません。「薬を飲み始めたら3年間寝たきりになった」「気になる部下がいたため病院に行くように勧めたが、自宅に引きこもるようになり、結局退職してしまった」「職場復帰したが、周りから怪奇の目を向けられ、退職。再就職先も『精神的疾病歴を持った人』というレッテルを張られ、なかなか見つからない」など、さまざまな実情を聞きました。しかし、一般的には「うつは心の風邪」「早期治療が有効」など、ストレスを抱えたときは早めに医療機関を受診するよう促す情報が多いです。もちろん、医療や薬の力で改善することもあるとは思いますが、いろんな話を聞くにつれ、社会に流布されている情報に違和感を抱き始めました。

そもそも、ストレスを抱える原因は、職場の人間関係や過剰なストレスにあります。それならば、根本原因の解決に取り組むべきではないでしょうか。もし、職場の人間関係がよく、本音を言い合えたら、ストレスを過剰に抱えることもなくなるでしょう。社会問題となっている労働者のメンタルヘルスの課題も根本から解決できるはずです。

また、今私は、畑や田んぼで野菜や米を作っています、これが、ストレス解消やメンタルコントロールに非常にいいことに気が付きました。忙しく、情報過多の現代人は、体を動かしたり、頭の中を無にしたりすることがほとんどありません。苗を植えたり、草をむしったりすると無になれ、頭を整理できます。植物の生長と自分の成長を重ねて、人生を振り返ることもよくあります。汗をかくと気分がよく、暖かい土に触れると癒されます、このような自然や農業が持っている力を、現代の労働者が抱えている課題解決に役立てられるのではないかと思っています。

現代の労働者は、お金のため、生活のために働きます。そのため、ストレスがあるのがふつうです。けれども、仕事は毎日の営み。できれば楽しいほうがいいのではないでしょうか。私は、労働者が抱える問題を前向きに解決したいです。そして、楽しく働く人を増やしたいのです。そうすれば、課題が多い現代社会を前向きに乗り越えていけるはずだと信じています。

この事業を形にしたいのですが、同じ想いを持った仲間の力が必要です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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