10年後の仕事を「楽しい!」に変えるプロジェクト
トライアングルコミュニケーションモデル(以下TCM)は、「思考の論理構成図」です。
自分、もしくは周りの人が頭の中で考えていることを一枚のチャートに映し出すことによって、行動の目的を明確にし、望ましい未来を具体化することで、未来の現実化をサポートします。
また、「なぜ、そのように考えるのか?」明確にすることで、課題の根本原因を見い出し、私たちが抱えるさまざまな「悩み」を解決するために役立ちます。
TCMは、「頭の中でなんとなく考えていること」を開始点にして、上下に伸びる矢印を描きながら考えをまとめます。
その手順はとっても簡単です。
課題や問題を要素に分解した下側に伸ばした矢印は、具体的にしていけば行くほど矢印が末広がりになっていきます。
「それによって、何が得られるのか」を繰り返し考え、上側に伸ばした矢印は、抽象化が進めば進むほど考えが1つに統合し、目的や本当に大切なもの、真の課題が見えてきます。
その結果、三角形のチャートが出来上がります。
三角形は、形そのものに不思議な意味を持っています。
たとえば、組織図がそうです。最上位には、「組織の中心となる役割を果たす人」がいて、その下位には「具体的な役割を担う人」が続き、組織全体の構成が表現されています。
勝負を決めるトーナメント方式もそうです。最上位には最も強い人、その下位には、それを支えている人が続き、参加者全体の構成が表現されています。
自己実現理論として有名な「マズローの欲求段階説」も三角形で表現されています。人には、低次から「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」の5つの基本的欲求があり、「低次の欲求が充足されると、より高次の欲求へと段階的に移行する」としています。
実践心理学であるNLPにも「ニューロロジカルレベル」という、三角形で表現された階層構造モデルがあります。このモデルは、「上位のレベルの変化は必ず下位のレベルに影響し、何らかの変化を起こす。逆に下のレベルの変化は上のレベルに影響を及ぼす事もあるが、必ずしもそうなるとは限らない」とし、その階層を下位から「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「自己認識」としています。
これらの共通点は
ということです。
TCMは、この三角形が持つ不思議な力を活用し、下側に線を分岐させながら物事を具体化し、上側に線を延ばしながら真の目的や意味を明確にする思考ツールなのです。
マインドマップは真ん中に「考えること」を書き、そこから線を延ばしてアイデアを導いたり、考えを広げたりする思考ツールです。
マインドマップとの決定的な違いは、「矢印の方向性」と「三角形の意味」です。
マインドマップの中心から伸びる線には方向性はなく、線を広げることでアイデアを連想しながら発散することに役立ちます。
一方、TCMは、中心から伸びる線に明確な意味と方向性があります。下に広がる線はアイデアを連想しながら発散するのでマインドマップの考え方と似ていますが、上に伸びる線は「抽象化(=発散とは逆の、考えをまとめること)」があるのが特徴です。「それによって、何が得られるのか」という抽象化は、物事の目的を明確にすることに役立ちます。目的が明確になれば、行動につなげることが期待できます。
マインドマップはザ ブザン オーガナイゼーション リミテッドの登録商標です。
現在、TCMの定期的なセミナーの開催を計画しております。